クローンウォーズを見る前は、子供向けアニメっぽいし面白くないんじゃないか…
そんな感じで見始めた私でしたが、それは大きな勘違いでした。
ストーリーは面白くて、バトルシーンにも見ごたえがある。
何よりも、スターウォーズの世界観を理解するためには必要な作品で、むしろ大人向けアニメでした!
クローンウォーズとクローン大戦の違い
クローン大戦はレジェンズ
クローンウォーズを見る前に、クローン大戦の違いとの違いについて。
「スター・ウォーズ クローン大戦」は、2003年~2005年にかけて放送されたスター・ウォーズの2Dアニメです。
この作品は、ルーカスフィルム公認のフィクション・ストーリーであり、拡張世界※の歴史として、映画作品と大きな矛盾を持たない形で制作されています。
※パラレルワールドのようなもの
ただ、映画作品と拡張世界の間には、少なからず矛盾も生じていました。
そんなこともってか、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に続く3部作が制作されると決まった際に、クローン大戦などの作品はレジェンズというカテゴリに属すようになりました。
だから、クローンウォーズを見る前にクローン大戦を見ておく必要は必ずしもないんですね。
2000年代初頭に制作されたアニメなので、見るのもなかなか辛いですし…
クローンウォーズは「スターウォーズ EP2」の続きとなる作品
そんなクローン大戦とは違い、クローンウォーズはスターウォーズの世界観を構成する正統な作品として、カノン(正史)というカテゴリに属しています。
時間軸でいうと、「エピソード2/クローンの攻撃」の後に起きたクローン戦争の時代を描いた作品です。
クローンウォーズを含むスターウォーズの年表
- 映画「エピソード1/ファントム・メナス」
- 映画「エピソード2/クローンの攻撃」
- TVアニメ「クローン・ウォーズ」
- 映画「エピソード3/シスの復讐」
「しょせん、映画のスピンオフ作品くらいだろう」と侮るなかれ。
アナキンが暗黒面に近づいていく過程や、大勢のジェダイが無残に殺されてしまう「オーダー66」の裏側など。
絶対に見るべき重要な場面が描かれている、まさに名作アニメなんです!
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あらすじ紹介!クローンウォーズの評価
ネタバレにならない範囲で、クローンウォーズのあらすじを紹介。
クローンウォーズとは、こんな感じの作品です!
①アナキンがアソーカという弟子をとる
クローンウォーズでは、アナキンがアソーカというパダワンを弟子にとることから物語がスタートします。
オビワンがアナキンに手を焼いた以上に、無鉄砲なアソーカに振り回されるアナキンの姿を見るのは、なんだか微笑ましいです。
生意気だけど、自らの信念を貫いて絶対に仲間は見捨てない。そして何よりもかわいい、そんなキャラクター。
アソーカの登場シーンは、アナキンと同程度またはそれ以上に多いです。
②新婚ほやほやのアナキンとパドメ
「エピソード2/クローンの攻撃」のラストでは、アナキンとパドメが結婚式を挙げていましたね。
2人は新婚さんなので、時々いちゃいちゃするシーンも見れてほっこりします。
しかし、アナキンがダークサイドに近づいていくことで、2人の仲には暗雲が…
③オビワンとサティーン公爵の関係性
アナキンと同じく、オビワンにも明らかに好意を寄せているだろうという女性がいます。
それは、惑星マンダロアを統治するサティーン公爵。
サティーン公爵もオビワンのことが気になるようで、恋愛禁止のジェダイの掟を守れるかどうかは見どころです。
④ダースモールの復活
「エピソード1/ファントム・メナス」で、オビワンに胴から真っ二つされて、死んだと思われていたダースモール。
なんと、腰から下を失う重傷を負いつつも、しぶとく生き延びていました!
弟サヴァージ・オプレス※に救出されて、2人は大暴れしていきます。
※惑星ダソミアの魔女によって、強大な力を与えられたダースモールの弟。
もちろん、自分をこんな目に合わせたオビ=ワン・ケノービを放っておくわけはなく、オビワンvsダースモールのバトルシーンは見ものです。
⑤裏で糸を引くダース・シディアス
銀河帝国の創設に向けて、裏で全てを操るダース・シディアス(パルパティーン最高議長)
共和国の中で権力を独占していき、アナキンをダークサイドにいざなう彼の策士ぶりには注目です。
⑥オーダー66(ジェダイ抹殺)が命令されるまで
「エピソード3/シスの復讐」のクライマックス。大多数のジェダイは、クローン兵に裏切られて無残に殺されてしまいました。
ジェダイと深い信頼関係で結ばれていたはずのクローン兵が、なぜあんなにも簡単に裏切ったのか?
クローンウォーズでは、そんなオーダー66の裏側が描かれています。
⑦ダークサイドに落ちていくアナキン
映画では、アナキンがダークサイドに落ちてしまった理由は、死の危機に瀕するパドメを救うためでした。
ただ、クローンウォーズを見終わった後では、それだけが原因じゃなかったなと感じています。
アナキンの精神的な未熟さはもちろん、アソーカとの別れやジェダイ評議会への不信感も大きかったはず。
ここら辺は、全121話と長いクローンウォーズを見ていると、じわじわ伝わってきます。
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クローンウォーズで引き続き登場するキャスト
共和国側
チューバッカ
惑星トランドーシャのハンターにとらわれた際、アソーカやジェダイ訓練生たちと共に脱出を目指すエピソードで登場。
※シーズン3の22話「囚われのパダワン パート2」
グンガン
惑星ナブーの湖に、水中都市を築き上げて住んでいるヒューマノイド型種族。
あのジャー・ジャー・ビンクスも、持ち前のおっちょこちょいを発揮してある意味で大活躍!
クワイ=ガン・ジン
オビ=ワン・ケノービの師匠。
シスの暗黒卿ダース・モールとの戦闘で死に至ったが、死後に霊体化してたびたび登場。
ルミナーラ・アンドゥリ
ジェダイ評議会と最高議長のオフィスに仕えているジェダイ・マスター。
プロ・クーン
「エピソード1/ファントム・メナス」から登場するジェダイ・マスター。
アソーカは、彼によってフォースの素質を見出されて、ジェダイ訓練生となりました。
キット・フィストー
「エピソード2/クローンの攻撃」のラスト、共和国の増援軍としてクローンの特別部隊を率いていたジェダイ・マスター。
ソウ・ゲレラ
ローグ・ワンでも登場した反乱軍の戦士。
彼が若かりし頃、故郷オンダロンを分離主義勢力から解放するために戦った「オンダロンの内戦」が描かれている。
若き日のアナキンやオビワンから訓練を受け、反乱軍の兵士として活躍。
分離主義者&その他勢力
ドゥークー伯爵
アナキンやオビワンとの戦闘シーンは、迫力満点で見ごたえがあります。
グリーヴァス将軍
ドゥークー伯爵と同じく、グリーヴァス将軍の登場シーンも多いです。
ターキン総督
パルパティーン最高議長(=シスの暗黒卿)のために、銀河帝国の創設に向けて暗躍。
ボバ・フェット
クローンの遺伝子提供者「ジャンゴ・フェット」の息子。
バウンティ・ハンター(=賞金稼ぎ)となり、父親を殺したメイス・ウィンドゥに復習を果たそうと計画する。
あの日本の有名作品のパクリ?
スターウォーズ シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは、日本文化や黒澤明監督の作品から多大な影響を受けたといわれています。
そんなこともあってか、クローンウォーズにはあの有名作品のオマージュとなるエピソードがあります。
シーズン2の17話「七人の傭兵」
このエピソードは、黒澤明の代表作「七人の侍」が元ネタです。
・七人の傭兵(クローンウォーズ)→傭兵七人(ジェダイを含む)と農民が海賊たちを追い払う
・七人の侍(黒澤明)→七人の侍が農民と協力して盗賊たちを追い払う
冒頭では、「黒澤明を偲んで」という言葉が挿入されています。
シーズン2の18話「いにしえの巨獣」~19話「コルサント炎上」
「ジロ・ビースト」という怪獣が、首都コルサントで大暴れするエピソード。
日本人からすれば、ゴジラじゃん!となります。
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