ファンタスティックビーストの世界観や大まかなあらすじを紹介。
ギリギリネタバレにならないラインで紹介しているので、ファンタスティックビーストを見る前の人も是非読んでください。
▼予告編を見る
ファンタスティックビーストの時代設定や内容
ファンタスティック・ビーストは続編ではなく、ハリーポッターの過去編
ハリーポッターシリーズの新しい映画(最新作のスピンオフ)、ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅。
舞台となるのは1920年代のニューヨーク、「ハリーポッター」から約70年前の時代です。
※時系列でいうと、ファンタスティック・ビースト→ハリーポッター
当時の魔法界では、魔法族がマグルを支配するべきという考え方の魔法使いと、マグル(非魔法族)と共存するべきだという考え方の魔法使いが対立していました。
マグルを支配するべきだと考えた魔法使いたちは、国際魔法使い機密保持法を破棄させて、マグルの前に魔法族の存在を明らかにしようと襲撃を繰り返します。
このせいで、魔法界はかなりピリピリした雰囲気になっていました。
主人公のニュートはどんな魔法使い?
ファンタスティック・ビーストで主人公として描かれているのは、魔法動物専門の魔法使いニュート・スキャマンダー。
※ホグワーツに在籍した過去もあり、あのダンブルドアとも知り合いです。
どうもドジな性格のようで、普通の人間のジェイコブとスーツケースを取り違えてしまい、スーツケースの中にいた魔法動物が逃げ出して大騒動を起こしてしまいます。
本家ハリーポッターとの関係で言えば、ホグワーツの指定教科書「幻の動物とその生息地」の執筆・編纂者として名前だけが紹介されていました。
もっと身近な例でいうと、ニュートの孫(ロルフ・スキャマンダー)はルーナ・ラブグッドと結婚しています。
※不思議ちゃんのルーナは、ホグワーツ卒業後に魔法動物学者に。魔法動物の繋がりで、ニュートの孫と出会ったのかも。
【キャスト】ヒロインとその妹
ファンタスティック・ビーストでヒロインとして描かれているのは、マクーザの闇祓いポーペンティナ・エスター・ゴールドスタイン(通称ティナ)
※マクーザとは、アメリカ合衆国魔法議会のこと。
子どもの虐待をマグルの前で魔法を使って阻止したため、現在は闇祓いをクビにされて、デスクワークに左遷されている。
主人公のニュートとは、彼のスーツケースから逃げ出した魔法動物を見つけたことをきっかけに出会った。
そんなティナの妹クイニー・ゴールドスタインも、メインキャストとしてファンタスティック・ビーストに登場する。
クイニーは、ティナと同じマクーザの杖認可局でデスクワークの仕事に就いている。
ファンタスティック・ビーストで登場する魔法動物
ニフラーとボウトラックル
サンダーバードとスウーピング・イーブル
※ニュートは、サンダーバードをアリゾナの大自然に帰すためにアメリカにやって来た。
オカミー
マグルではなく「ノーマジ」
ハリーポッターシリーズでは、非魔法族(普通の人間)はマグルと呼ばれていました。
ファンタスティック・ビースト(1920年代のニューヨーク)では、ノー・マジと呼ばれています。
※ノー・マジは、ノー・マジック=魔法が使えない普通の人間という意味。
今作でメインキャストとして登場するノーマジは、缶詰工場で働きながらパン屋を夢見ている「ジェイコブ・コワルスキー」という男性。
彼は、主人公ニュートのスーツケースを取り間違えてしまい、ニュートと一緒にスーツケースから逃げ出した魔法生物を探すことになります。
ちなみに、ジェイコブはティナの妹クイニーといい感じの関係になります。ノーマジと魔法使いの恋にも、目が離せません!
最大の敵はジョニーデップ演じる「グリンデルバルド」
ハリーポッターシリーズでは、ヴォルデモートが主人公ハリーの前に立ちはだかりましたね。
ファンタスティック・ビーストでは、グリンデルバルドという最強の闇の魔法使いが敵です。
彼は意外にもアルバス・ダンブルドアと過去に親交があり、一緒に死の秘宝を探した友人でした。
※当時のダンブルドアは、蘇りの石を手に入れて死んだ両親を生き返らせようとしていた。
しかし、彼の「魔法使いがマグルを支配する」という考えから、アルバスやアバーフォース(アルバス・ダンブルドアの弟)と対立。
この対立(ゴドリックの谷の決闘)で、ダンブルドア兄弟の妹アリアナが死亡して、2人の友情は壊れてしまいます。
その後、グリンデルバルドは国際魔法使い機密保持法を破棄させるため、ヨーロッパで襲撃を繰り返します。
この襲撃で国際的な捜索活動が行われることになり、それから逃れるためにアメリカにやってきて、ファンタスティック・ビーストの世界へと繋がるのです。
※グリンデルバルドを演じるのはジョニーデップ。
オブスキュリアル(オブスキュラス)について
もちろん、グリンデルバルドはただアメリカにやって来ただけではありません。
国際魔法使い機密保持法を破棄させるため、オブスキュリアルの力を利用しようとします。
※オブスキュリアルの力を暴走させて、マグルの人たちに魔法族の存在を知らしめようという意図。
オブスキュリアルとは?
虐待などによって能力を抑圧された魔法族の子どもは、激しいストレスによってオブスキュラスと呼ばれる闇の力を発症することがある。
精神が限界に達すると、コントロールを失ってオブスキュラスは暴走してしまう。
そのような幼い魔法族の子どものことをオブスキュリアルと呼んでいる。
▼ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
➡ 楽天
ファンタスティックビーストを見た感想・レビュー
ファンタスティックビーストは面白くない?
「ファンタスティックビーストは面白くない」という意見をちらほら見かけます。
おそらくこれは、あまりにも凄すぎたハリーポッターシリーズと比べてという意味で、ちょっと厳しい意見ですね。
ただ、確かに前半はニュートのスーツケースから逃げ出した魔法生物を追うことに終始しているため、ナイトミュージアムを見ているような気分になりました。
後半になってくると、グリンデルバルドやオブスキュリアルとの戦闘になるので、一気にハリポタらしさが出てきます。
あと、ハリーポッターでは「ハリーVSヴォルデモート」という切っても切れない因縁があったのに対して、ニュートとグリンデルバルドはファンタスティック・ビースト1作目の最終盤で初めて出会います。
ちょっと2人の関係性が薄いことが、ファンタビはつまらないという意見につながっているのかもしれません。
ファンタスティックビーストは面白い?
これはあくまでも予想ですが、ファンタスティックビーストは2作目以降、より面白くなると思います。
※2作目は、2018年11月16日公開予定。
というのも、2作目では若き日のダンブルドアが登場することが決まっているから!
これからは、ニュート+ダンブルドアVS全盛期を迎える闇の魔法使いグリンデルバルドという構図でストーリーが進んでいくでしょう。
また、1作目の中盤でニュートの元カノとして名前が出た「リタ・レストレンジ」、彼女も2作目でストーリーに絡んでくると明言されています。
※レストレンジといえば、ヴォルデモート側近のベラトリックス・レストレンジ。名前が同じため、ベラトリックスはリタ・レストレンジの血筋ではないか?と推測されています。
ニュートは、「彼女はすべて奪う一方なんだ」と意味深な発言をしているため、味方ではなく敵として登場する可能性大。
ダンブルドア+ニュートVSグリンデルバルド+リタ・レストレンジという構図で、ストーリーが進んでいくのではないでしょうか。
ファンタスティックビーストは何部作になる?
ちなみにですが、ファンタスティックビーストは全部で5部作になる予定です。
そして、第5作目(つまりシリーズの結末)は、ハリーポッターの世界で1945年となることが明言されています。
1945年といえば、ニワトコの杖(死の秘宝の一つ)を持ったグリンデルバルドとダンブルドアの決闘があった年。
おそらくですが、シリーズの結末はこの戦いになるのでしょう。
▼ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
➡ 楽天